オンプレをAWSに移行する際のFQDN(暫定対策)

1.内容

オンプレシステムをAWSに移行する際のFQDNに関する注意点

2.課題

(1) 名前解決にインターネットを利用する必要がある。

  • DirectConnectが正常でも、インターネット回線障害時に名前解決できなくなり、障害点が増える。

(2) プロキシ除外設定が煩雑になる。

  • 社内システムは「*.local」のような命名ルールが適用できなくなる。
  • 「*.amazonaws.com」で除外するのは、実在サイトを除外するのでまずい。
  • FQDN(xxx-yyy-zzz.ap-northeast-1.elb.amazonaws.com)で除外すれば安全だが面倒。
    if (shExpMatch(host, "*.local")) {
        return "DIRECT";
    } else if (shExpMatch(host, "xxx-yyy-zzz.ap-northeast-1.elb.amazonaws.com")) {
        return "DIRECT";
    } // サーバー毎に書いてらんねぇよ!ヽ(`Д´)ノ

3.暫定対策

  • オンプレのDNSサーバーに別名(CNAMEレコード)を登録する。
     例)xxx-yyy-zzz.local

  • Webサーバー等で、SSL証明書を使用する場合は、サブジェクトの別名(SAN)にオンプレのCNAMEを登録する。